それは…あまりにも突然なさよならだった。
道路で横たわるジジびを見つけて駆け寄る数メートルの間,
「夢であって!」と思いたかった。
でも走ってる自分は,どうしたって現実の道を走っているんだ。
「まだ助かる」という方向へも考えつかない姿で,ジジびは横たわっていた。
抱き寄せるとまだ暖かい。
今日,初めて見る姿がこんな姿だなんてね…。
開いたままの目と,自分の目を合わせても私を見てくれていない。
失ってしまった。
無二のものを。
いつもは大人しく抱っこされてくれないジジびを膝において抱きながら
住人に電話をした。
仕事が始まったばかりの人にこういう電話をして,心配させてしまうのも……仕事柄あぶないことで。
電話後に悲しみを置き去りにすることも気になる。
けど。この現実を自分だけで閉まっておくこともできなかった。
泣きたいのに泣けなくて…。
住人の声を聴いたのが涙がでるキッカケになった。
『今は考えなくてもいいからジジを綺麗に拭いてあげて,ずっと抱っこしてあげてな?』
という住人の言葉から,ジジびにしてあげることを考え始める。
ちっこい鼻と口をきれいにして,楽な姿勢で死後硬直を迎えられるように抱っこして
これからどうするか考えた。
…わからない。
電話番号を暗記してて,今日がお休みで,比較的早起きしてて,大切なペットを失ったことをちゃんと考えてくれる友達…ってめぐらすと一人だけ浮かんだ。自分と同じ判断をすると思う人だから,安心して。
『自分の湧き上がる感情に素直に。』それが一番ジジびのためにも私のためにもなるという言葉をいただいた。
電話を切った後,たくさん泣いた。

昨日まで曇りだの海に行く気温じゃないかも~?と予想していた天気予報は外れて,快晴!夏日。かなり晴れ率高いワタクシメでございますが,出掛ける日に予報で悪い天気になるという確率もかなり高いってことになる。うーん。