今年はふたりで海水浴。
パラソルじゃなくて,ジャンプ傘のよーな簡易テント??とビーチチェアとタオルケットをスズキは買い揃えてくれまひた。わーいわーい!!
ちなみに私は全然焼く気がない。暑いのは苦手だ。
なのだけど,海に行きたい。何でだかわからないけど,海に行きたい。
山は涼しいけど虫が怖い。海は…暑いし日に焼けるし……でも虫はいない!
ってホントそんなに嫌だったら何処へも行くなコノヤロウ!(`△´)なのだ。
たまにね,物凄く健康的なことをしたくなる。それが海なのかもしれない。←年に2度くらいか。
ふたりで海…は昔に西伊豆に行った時以来。
あの時はヒトが少ないビーチを見つけて,それだけで機嫌が良かった。
海水キレイだしねぇ~。 スズキもすんごい遠くて運転が辛かったけど,あの思いをしても「あのビーチなら」行きたいって言うくらい“海水浴”のイメージから掛け離れたプライベートビーチなリゾートっぷりだった。
今年の海水浴。思いっきり海水浴のイメージ。人間てんこもり。
でも,水着さえも着てないくらい泳ぐ気なし憎。
テントの中にタオルケットを上に乗せたビーチチェアをセットして,(ビニールでベタベタしないように…の心遣い!)お嬢様のようだ。アントラーズのホーム近くの海水浴場だけど。
座ってみると,かなり日差しが差し込んでる……………。
『全ッ然意味ないよね,テント。ぷっ(笑)。』
「来年は日除けの布を用意してくるよ~(T^T)」
『あ。そのタオルケット,貸して。』
わざわざ車まで洗濯バサミを取りに行ったスズキ。テントにタオルケットを掛けて洗濯バサミでとめて日除けにしてくれた。太陽の方向を考えると前方を覆うように。
前方に広がる海,見えません!!
海に来てるのに,何そんな閉鎖的な箱の中にいるの?何の意味が??
なんだけど( ̄▽ ̄)ゞ
こーれがヒトが見えないもんだから,リゾートっぽくなっちゃうのだった。
た~~のしいぃいいいo(≧▽≦o)(o≧▽≦)o
スズキとは横の網戸みたいなとこから会話。
平安時代の逢瀬のよーだ。(←氷結梅飲みながらの逢瀬があるのかと。)
この一連の準備を傍から見てるヒトは…尻に敷かれてる男にしか見えないんではなかろうか( ̄∀ ̄; 来てからというもの,私は焼けた砂浜で足の裏が暑い暑い!!とギャーギャー走り回ってるだけであった。
いかん。
私ができたこと。
ビールのステイ・オン・タブを開けることだけ………( ̄∀ ̄;
あー,そうそう。睡眠妨害をしないように大人しくしておいた。
スズキはその苗字らしく,焼き魚になってしまわれている。脂がのってるぅ~。←汗です。
流れてる音楽がミスチルだったのでほんの少し爽やか。これがサザンだと暑さ倍増。ビーチで聴くサザンは嫌いではないのだけど。
なんかね,サザンは私の中では寂しさと心細さを感じる曲なんだ。
新曲でも懐かしいような,あの「らしい」カラーが。うちの長男兄が思いっきりサザンな年代で,小さな時から耳にしていたメロディなのだけど…その頃とリンクする。
兄が高校生の時,私をママチャリの後ろに乗せて夜遊びに連れて行ってくれた(のか,連れて行かれたのかは定かではない。)。その時に兄の友達の止めてある車から流れていたのがサザンだった。サザン=オトナの曲だったな。タクティクスのコロンの香りとタバコのケムケム~と花火の音とB-BOYING(ブレイキング / ブレイクダンス)を一緒に思い出す。その場所に着いた時には石川ひとみの「まちぶせ」が流れてた。
ああ,そうだ。
夏休みだったんだ。車があったから兄は高3(まだ免許ナシなのでチャリなわけだ。)。
そうなると私は小4。
オニーサンオネーサンの世界に踏み込んでしまったドキドキと,背伸びできてちょっと楽しいドキドキと。なんだけど,向こう見ずな兄のちょっと怖い心細さ。あの時の気持ちが蘇る。楽しい方にも心細い方にも刺激的な夜遊び体験だった。
あ…。
父は出稼ぎに出てて数ヶ月いなかった(子供心には何年もいなかったように感じたけど)。
そして母は連日飲みに歩いてて家にいなかった。
母に飲み屋へ連れて行かれて酒に乱れる大人達を見るのも,パチンコ屋さんへ連れられて耳鳴りのような音とケムケムの中にいるのも,みんな夜遊びに出掛けて誰もいない家にひとりで居るのも,兄に連れられてケムケムの中にいるのも,父が居たら居たで夫婦喧嘩中の暴力を止めるのも,全部嫌だった。
そんなことを思い出した。それをキッカケにいろんなことを。
思いつくことをスケッチブックに書き綴り…心の深い部分にまで到達したような。沢山の言葉があふれた。今やってる趣味は,純粋な気持ちで始めたことはひとつもなかったんだ…ということにも気付いた。
コレは動機としてどうなのよ,とまた考える課題が増えた。
途中で,このスズキによって叶えられた外界との遮断な環境が有り難くって,改めて感激して,嬉しくって涙が止まらなくなった。意味もなく名前を呼んでも,いつでも『はぁい~。』返事をしてくれるひとがいる。(用がないのわかってるから,なぁに~?じゃない所にもココロにぴったり合う。)私は今,ひとりじゃないもの。
海に来た意味がないような設備の中でいても,私の居心地がいいんだったらそれでイイと満足そうな顔をしてる人がいるんだ。
時間を紛らすものが何もない場所に来て,自分と話し合う。いっぱい話し合って言葉が出なくなったら足を冷やしに波打ち際に出て,砂浜に足を埋めて遊ぶ。波頭のキラキラしたところを無心で見る。
「あ!今何も考えてなかった。」ってちょっと驚いた。
浜辺にいること以外何もない時間だったから探せた答えがあった。
心残りはシーグラスがひとつもなかったこと。
いえあの,海としてはとっても優秀なんですがね。2004年の欠片を拾ってこようと…すんごい楽しみにしてたから複雑だったわ。うう。
でもま,スズキがね,『ガラス,探したんだけどひとつもなかったよ。』言わなかったのに去年のことをちゃんと覚えて探してくれてたのが嬉しかったから,それを思い出にしよう。